葉酸とは水に溶ける水溶性ビタミンのひとつでビタミンB群の仲間で造血ビタミンやビタミンMとも呼ばれます。
ほうれん草やブロッコリー等の緑黄色野菜、レバー、うなぎ、果物ではイチゴ、バナナ、みかん、キウイに含まれます。
熱、水、光に弱い為、加熱や水で洗ったり明るい場所に保管していると栄養が失われる為
調理にはちょっとした工夫が必要になります。
このように食品からの摂取が難しい為、サプリメントを併用して補給することができます。
葉酸の重要な役割は、たんぱく質や細胞を作るときに必要なDNAなどの核酸を合成することです。
赤血球の細胞形成を助けたり、細胞分裂が活発な胎児の発育にも欠かせないものです。
妊娠初期の女性には通常の2倍の葉酸を摂取する必要があり、不足すると胎児の発育不全を引き起こすリスクが
あることがわかっています。
妊娠前から妊娠4ヶ月頃までは不足しないよう特に注意が必要です。
妊婦さんの為のサプリメントというイメージが強いかもしれませんが、妊婦さん以外の成人においても、脳卒中や心筋梗塞など循環器系の疾患を防ぐ効果があると報告されました。
肌細胞を再生する効果もあり、細胞が生まれ変わるのでシミ、しわ、乾燥、にきび等の肌トラブルが
改善され若返りが期待されます。
脂肪燃焼のサポートや腸内運動の活性化、育毛効果など沢山の種類の効果があります。
葉酸の安全性は認められているものの、サプリメントなどで過剰にとりすぎた場合は、発熱、蕁麻疹、亜鉛の
吸収阻害を起こすこともあるので過剰摂取には気をつけなければなりません。
水溶性なのでからだに必要とされなかった分は自然と排出されますが胃腸を痛めることもあるので注意してください。
安全なサプリメント摂取のポイントは、厚生労働省が推奨する1日の摂取量0.4ミリグラムが摂取できるものであること。
天然由来の葉酸であり、化学合成添加物が無添加であること。
効果を引き出す協力関係にあるビタミンB12が配合されていることをチェックして選ぶことを勧めます。
一生懸命摂取しても、体内できちんと吸収されなければ効果はありませんので、吸収効果を助ける成分が入っているかどうか
を確認することは重要です。
単独での働きとは別に、同じ仲間である栄養素等と一緒に働くことでより一層健康を維持することができるので
普段からバランスのよい食事をとることを心がけ多くの栄養素を摂取するようこころがけることが大切です。