
葉酸サプリの効果を最大限に引き出すタイミング
食後2時間目、胃の中に何もない時に水かぬるま湯と一緒に飲むことをお勧めします。
胃の粘膜が荒れないように多めの水で飲みましょう。
コップ1杯半くらいがお勧めです。
葉酸サプリは水溶性のビタミンですので、胃の中が空っぽの状態で水かぬるま湯と一緒に飲むと葉酸サプリの栄養素だけが体に吸収され、お母さんの体全体を巡り、おなかの赤ちゃんにも届きます。
飲む時間帯としては朝より夜の方がお勧めです。
人間の体は、夜寝ている間に新陳代謝を行います。
この時、体中に葉酸が十分行き渡っていると、成長ホルモンが葉酸の働きをさらに高め、効率よく仕事ができるようにしてくれます。
また、夜寝ている間は肝臓もお休みするので、薬やサプリが体内を行き巡っている時間が昼間より長くなり、その分、葉酸サプリの効果も長続きします。
ただし、胃の悪い人が、おなかが空いている時に薬やサプリを飲むと胃の粘膜が荒れ、気持ちが悪くなる場合があります。
つわりで吐き気がひどい時や、もともと胃が弱い人は食後30分後に飲みましょう。
胃に負担がかからず、葉酸サプリの効果もほどほどに期待できます。
葉酸サプリは薬ではありませんので、飲むタイミングを間違えたとしても体に害があるわけではありません。
豆腐やホウレンソウ、卵など、食事にも葉酸は含まれています。
食事と一緒に、食べてすぐに葉酸サプリを飲んでも、飲まないよりはずっと効果があります。
葉酸サプリは1日の摂取量を小分けにして
薬もサプリも体内に留まっているのは4時間前後です。
肝臓が血液をろ過し、余分な栄養素は尿として排出してしまいます。
1日の必要量を1度に飲んでしまうと、肝臓が余分と判断し、体の外に出す分も多くなります。
可能であれば、葉酸サプリは朝ご飯と昼ごはんの間、昼ごはんと晩ごはんの間、夜寝る前の3回に分けて摂取しましょう。
1回に少しずつ葉酸を取り入れ、体内で少しずつ使い、無くなった頃にまた補充してあげる、という感覚です。
もちろん、朝起きてすぐに飲んだら効果がゼロになるわけでもありませんし、メーカーによっては1日分を1粒にまとめてくれているサプリもあります。
食事でも葉酸はある程度補えていますので、飲むタイミングによって損失する葉酸の量について過度に心配することはないでしょう。
おなかの赤ちゃんが神経管閉鎖障害を起こさないために大切なのは、妊娠初期のお母さんが毎日葉酸サプリを飲み続けることです。